文字式のかけ算の基本になるのが指数法則です。
指数法則はかけ算の計算を、指数の部分に着目して計算を楽にする方法です。
数学Ⅰで出てくる指数法則は、以下のものです。
今日はこのうち、1と2を取り上げます。ポイントは、計算と指数の関係に着目することです。着目点を示しながら改めて1・2の公式を見てみましょう。
言葉で表すと、かけ算のときは指数のたし算
( )の計算のときは指数のかけ算をしたらよい。ということ。
具体例でみます。まず、かけ算の例。法則の1が適用されます。
かけ算のときは、指数の 3 と 2 をたして、a の 5 乗になっています。
次は( )の計算の例です。法則の2が適用されます。
( )の計算のときは、指数の 3 と 2 をかけて、a の 6 乗になっています。
この2つの計算の違いを理解することができれば、ほぼ指数法則はクリアです。
とにかく、計算がかけ算か( )かに注意を向けましょう。
念のため、公式が地道に計算したものとあっているということの確認です。
かけ算のときは指数のたし算、( )の計算のときは指数のかけ算で計算できることが理解できると思います。
では、かけ算と( )の計算に気をつけながら練習問題を解いてみましょう。
(2)の a は a の何乗だったかには注意しましょう。
(練習問題)次の計算をしなさい。
(答)