元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」

数学がすごく苦手だという高校生に、少しでもテストで点を取れる喜びを味わってほしいと始めました

「9割脱出」の真意・その1

 このブログのタイトルは、「数学の欠点9割脱出法」です。

 じゃ、あと1割は何なんだ。10割にできないのは何か問題があるのか。と思う方もいるかもしれません。(というか、このブログ読んでくださっている方貴重です。つまりほとんど読まれてない)

 理由の1つは、ベストセラー「人は見た目が9割」のタイトルにあるように「9割」という言葉は、人々に信頼度を持たれやすいからです。

 CMでも商品の高評価は100%ではなく、ほとんどのケースは90数%です。「みんな」という言葉ほどうさん臭いものはありません。

 よく、子どもがおねだりするときに「みんな持ってるから僕にも買って」と言ったりしますが、「みんな」ってどの範囲のことを言うのでしょうか。自分が親なら、「みんなって具体的にだれか言ってみて」と聞きます。数人は友達の名前が出てくるでしょうが、どこかで詰まります。自分の知っている人数は世界全体の人数と比較すれば比較にならないほど少ないからです。そしておもむろに「全員じゃなかったね」と言って諦めさせます。(性格悪い)

 というのは、数学の世界では命題の真偽(すごくざっくり言えば、○×クイズみたいなものと思ってください)は、1つでも条件を満たさないものがあれば「×」になります。(偽といいます)だから、100%~という言葉は信用度が下がります。

 ということを書いていると、このネタで何回か書けそうなことが思いつきました。

 そう言いつつ、次の内容の準備の時間稼ぎをしております。でも、数学に関係する話ができたのでお許しを。