係数と次数の最後の項目です。
今までは、きっちり数と文字の部分が分けられたものばかりでしたが、次のケースはどうでしょう。
あっ、数の部分がない。分けれんやん。
こういうときは、次のように、文字の先頭の部分に仕切りを入れるといいです。
次数は文字の部分を見て 2 と分かりますが、前の数字がない。係数は?
「文字の前に数字がないときは、1が省略されている」
これを覚えましょう。つまり、次のようになります。
係数は省略された 1 です。
分かりにくかったら、一度上の図のように自分で書き足してから答えてもよいでしょう。自分が分かるための合法的な工夫はどんどんやりましょう。
では、-(マイナス)がついたものはどうでしょう。これも、文字の先頭に区切りを入れてみましょう。
前の部分に数字がないですね。1が省略されています。書き足してみましょう。
これで係数は- 1 と分かります。
なお、次数は a が 3 個、b が 2 個ですから、 3+2=5 で次数は 5 です。
次数は、文字の個数をたせばよいでしたね。
最後に練習問題です。
(練習問題)次の単項式の係数と次数を答えなさい。
(答)