元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」

数学がすごく苦手だという高校生に、少しでもテストで点を取れる喜びを味わってほしいと始めました

係数と次数(2)・○乗がついたとき

 係数と次数の続きです。

 今回は、「○乗がついたとき」特に、次数についての考え方です。

 ポイントは「次数は、各文字の文字の個数をたし算する」です。

 次の例でみてみましょう。係数の見方は同じです。

 まず、数と文字の間で分ける⇒数の部分が係数でしたね。

 

 なので、係数は-5です。では、次数は結論から言えば、

 

 yの文字数は右肩の数字(指数といいます)を見たら分かります。

 文字式の×ルールもふまえて説明したのが、次の図です。 

 

 xの文字数が1個、yの文字数が3個なので、次数は 1+3=4 ということが分かるかと思います。いちいち上の形に直さなくても大丈夫ですね。

 「次数は、各文字の次数をたす」この理屈を覚えましょう。

 では練習問題です。

 (練習問題)次の単項式の係数と次数を答えなさい。

 

 (答)