これまで、数または文字の積(かけ算)だけで表される単項式を説明してきました。
今日からは次のステップ、多項式です。
多項式とは、次の式のように単項式の和(たし算)または差(ひき算)の形で表される式です。
上図のように、+,-の記号のところで式が分けられると考えるとよいです。
そして、分けられた式の1つ1つをそれぞれ項といい、特に数字だけの項を定数項といいます。説明を加えたのが下です。
したがって、この多項式の定数項はー1となります。
次に、多項式の次数です。
多項式の次数は、各項の次数のうち、もっとも大きい(高い)ものだけを答えます。
ですので、この式の次数は、
図の通り、最も次数の高い2となります。
なお、定数項の次数は0と考えます。この考え方は次回、「式の整理」のときに役立ちます。
ということで、多項式は
+,-で各項に分ける⇒次数は各項で最も高いもの
という考え方を確認しましょう。では練習問題です。
(練習問題)次の多項式の次数を答えなさい。
(答)