元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」

数学がすごく苦手だという高校生に、少しでもテストで点を取れる喜びを味わってほしいと始めました

多項式の整理・降べきの順(1)

 式の計算では、目的に合わせて式を整理することがあります。

 多く使われる方法が、各項の次数の高い順に整理する方法です。例をあげます。

 

  

 この多項式を、まず項に分けてから

 このように次数の高い順に並べることを、降べきの順に整理すると言います。

 Excelなどの表計算ソフトで、「降順(大きい順)」にデータ整理する機能がありますが、これと関連付けてもよいでしょう。

 また、「べき」とは、〇乗の計算のことをいいます。PCでは^のキーで表されます。

 

 大事なことを言い忘れてました。最初の式で先頭にあった 5x が、整理されたときには、5x と+がついています。

 「式の前に符号がついてないのは、+が省略されている」

 このことは、数の計算でも大事なことなのでおさえましょう。

 

 式の整理方法は他にもありますが、今日はまず、次数の高い順に並べることができるようにしましょう。では、練習問題です。

(練習問題)次の式を降べきの順に整理しなさい。

 

 

 (答)