平面座標の点のとり方(1)・方眼がある場合
座標の読み方を学んだので、今度は点を図示する方法です。
原則は変わりません。
①横(x座標)→縦(y座標)の順に動く。
②+となる方向(x座標→右,y座標→上)を覚えておく。ということです。例を見てみましょう。まず、A(3,2)です。
大事なことは、x座標とy座標の符号を確認して、原点からどちらの方向に動くかをおさえることです。x座標・y座標ともにーがついてないので、+ということが分かります。念のため、符号もつけて動く方向を分かりやすくしましょう。
まず前の数字、x座標の符号は+ですから右、数字が3ですから、右に3目盛り進みます。最初は下の図のように、原点へ指をおいて、右に3目盛り進めてもかまいません。(図はイメージです)
これに続いて、後の数字、y座標の符号は+ですから上、数字が2ですから、上に2目盛り進みます。下の図のように、同様に指を使って動かしてかまいません。
最後に移動したところに点とAをかいて完成です。(下図参照)
なお、答としてはこれで問題ないですが(今日の練習問題もこの形で答えてよいです)、今後はこのような方眼がある形で座標をとらないケースが圧倒的に多いので、次の図のように、かいた点からx軸方向、y軸方向へ垂直な点線(赤点線と青点線のことです)をかいておくと、次のステップにスムーズにつながると思います。
今後は次のような形(次図参考)になるということです。今は、こういう感じで対応する数字や点線をかくんだな。というイメージでかまいません。別の機会に書きます。
もうひとつ、今度は軸上の点の練習をしてみます。B(0,ー2)の場合です。
まず前の数字、x座標は0なので横方向には動きません。最初は下の図のように、原点に指をおいてもよいでしょう。
これに続いて、後の数字、y座標の符号はーですから下、数字が2ですから、下に2目盛り進みます。もちろん、指を使って動かしてかまいません。
最後に移動したところに点とBをかいて完成です。(下図参照)
なお、y座標が0の場合は、横方向に動かしたところに点をとればよいです。(練習問題でやってみます)また、方眼を使わない場合の点のとり方は、下の図のようになります。0でないほうの数字をかけばよいです。点線は不要です。これも今は、こういう感じでかくというイメージを持つだけでよいです。
では、点を図示する練習問題です。今日は、方眼がある形でかいてみましょう。
(練習問題)次の各点の座標を図示しなさい。
A(1,3),B(ー1,1),C(ー2,ー1),D(2,ー3),E(-3,0),
F(0,2)
(答)