係数と次数(1)・基本編
教科書の最初に出てくる、文字式の係数と次数の話です。
教科書では、「次数と係数」という順番で書かれることもありますが、本ブログでは、「視界に入る順番で説明する」を基本とするので、係数・次数の順で説明します。
その前に、単項式という言葉の確認です。
4xなどのように、数または文字の積だけで表される式を単項式といいます。
4xは 4×x の略でしたね。(文字式のルール(1)を参考にしてください)
では、係数と次数の説明です。(定義といいます)
単項式を数字と文字の部分に分けたとき、
数の部分を係数、かけられた文字の個数を次数といいます。4xの例でみてみましょう。
1 まず、数と文字の間で分けます。
2 前の数の部分がそのまま係数⇒係数は4
3 後の文字の個数を数えて次数⇒次数は1
これで終了です。計算が必要なく、見て答えるだけなので、こういうところからできたことに自信を持ってほしいですね。
次数については、文字の個数を答えるので、xなど文字自体を答えないように気をつけましょう。とにかく、「数と文字のところで分ける」がポイントです。
イラストやイメージでとらえたかったら、次の絵のように、魚の頭が係数、胴体が次数みたいにとらえてもいいかもです。要は自分が分かればいいので。
係数と次数の発展形は次回に。
では、最後に練習問題です。
(練習問題)次の単項式の係数と次数を答えなさい。
(答)