元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」

数学がすごく苦手だという高校生に、少しでもテストで点を取れる喜びを味わってほしいと始めました

文字式を使った表現

 今日は、生活に現れる現象を文字式を使って表そうというテーマです。

 「計算とかはまあまあできるけど、文章題(応用)となると…」と悩む人もいるでしょう。

 しかし、「思考・判断・表現」という観点別評価ができたため、世の中のことをいかに数学と関連付けられるかということが以前より重視されるようになってきました。

 

 例えば、次のようなことを式で表してください。ということです。

 1個100円とか値段が分かってたら、100×5 で出せるのに。と思いますよね。

 その気持ちを使えばよいのです。ポイントは、

 「文字を具体的な数に変えてみる」です。

 しかも、自分の都合でどんな数でもいいです。

 

 さっそく、問題文の xを100に変えてみましょう。

 x を100に変えれば、100×5 とできますよね。

 その直した数字のところを文字( 今回はx)に戻してあげます。

 100を x に戻して、x ×5 と表せます。

(5xに直す必要はありますが、考え方を説明しました)

 まとめたのが下です。

 この「具体的な数で確認する」という考え方は、今後数学を学ぶうえで非常に役立つ考えなので、ぜひ覚えておきましょう。では、表現の練習問題です。

 

 (練習問題)次のことを文字式を使って表しなさい。

 (答)