今日の内容をしっかり理解できていれば、のちに出てくる公式を使う展開にも役立ちます。展開の原則をもう一度おさえましょう。
①分けます⇒②(相手側に)線を引きます⇒③かけます⇒④たします
では、次の例でみていきましょう。
左の式、右の式ともに多項式の形です。流れは以下のようになります。
前回の(単項式)×(多項式)のときと同じく、原則は変わっていません。
それぞれの作業数が増えたのと、同類項の整理の作業が(ほとんどのケースで)ついてくることが増えました。+、ーで式を分け、左側から右側に1つずつ線を引く準備ができれば、あとは計算だけです。
なお教科書では次のように、右の式をひとまとめと考えて分配法則が使えるという説明が書いてますが、実際にはこういう展開はしないので、流しておいてかまいません。
余裕があれば、↑ の最後の式が、展開の途中式と同じであることを確認してみてください。
もう一度確認です。展開の流れは、
①分けます⇒②(相手側に)線を引きます⇒③かけます⇒④たします
この流れをしっかり覚えて、難しくなる展開にも対応できるようにしましょう。
では、練習問題です。
(練習問題) 次の式を展開しなさい。
(答)