絶対値の計算で、違いを理解すれば得点しやすい問題の紹介です。
教員によっては、生徒に点をとらせるために出題することもあるので(自分も出題したことあります)覚えて損はないと思います。
問題を解く前に、絶対値のはずし方を具体的な例で復習しましょう。
絶対値の中身の符号によって、そのままはずすか、ー( )つけてはずすかが変わるので、まず絶対値の中身の符号を確認しましょう。では、今回の計算です。
(1) |ー5|+|3| (2) |ー5+3|
使われている数字は同じですが、計算方法は違います。さっそく見てみましょう。
大事な点は、|〇〇|の〇〇部分ごとにはずすということです。
(1)は、|-5|と|3|をそれぞれ絶対値をはずして、その後計算
(2)は、絶対値の中身、ー5+3を計算して|-2|にしてから絶対値をはずします。この違いだけ気をつければよいです。
注意点は、単純に|a|+|b|=|a+b|とならないことです。
なお、|a+b|≦|a|+|b|は成り立ちます。詳しくは数学Ⅱで学びます。
では、練習問題です。どのタイミングで絶対値をはずすかに気をつけて計算しましょう。
(練習問題) 次の計算をしなさい。
(解)