元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」

数学がすごく苦手だという高校生に、少しでもテストで点を取れる喜びを味わってほしいと始めました

1次方程式を解く(2)・( )をはずして基本形に

 前回のブログ、↓ をみれば1次方程式の基本となる解き方は書いています。

1次方程式を解く(1)・係数がすべて整数 - 元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」

  ただ、せっかくなので、もう少し複雑なものを解いて、就職模試とかでさらに得点が取れるよう、代表的な問題例をいくつか紹介していきます。

 今日の例は、( )がついた式です。

 しかし、原則は変わりません。

 〇x=△の形にして、両辺を〇で割る。←の形にもっていくことです。

 その形にもっていくのに、どういうことをしたらよいかをおさえましょう。

 では、例題です。

 

 左辺の式に( ) がついています。

 ( ) がついた式は、( ) をはずしてください

(なお、右辺についてた場合、両辺についていた場合も、まずはずします)

 その原則に基づいて解いたのが、以下の解答になります。

 

 最初に( ) をはずします。

 次に、左辺の数字の項ー2、右辺のxの項4xを移項させます。

 (xの項は左辺に、数字の項は右辺にいないといけないので)

 移項させると符号が逆になるというのは、もう定着しましたか。

 以下、計算すると2x=8で、〇x=△の形になりました。

 あとは、両辺をxの係数2でわればx=4と解が求められます。

 

 ということで、( ) があれば ( ) はずす。つまり展開したらよいです。

 では、( ) のついた1次方程式を解いてみましょう。

 (練習問題) 次の1次方程式を解きなさい。

 

 (解)