少し難しい1次不等式を解いていきます。
しかし、〇x<△の形にもっていって、両辺を〇で割るという基本は変わりません。
〇がマイナスのときは不等号の向きが変わる。という点には気をつけてください。
これが1次不等式の肝となるところです。
今日は、( )のついた不等式です。
これは、( )をはずしてから解く。ということをおさえたらよいです。
なお、1次方程式のときにも説明しているので、念のため確認したいという人は ↓ のページも見てください。
1次方程式を解く(2)・( )をはずして基本形に - 元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」
では、次の例題でやってみましょう。
左辺に( )がついていますね。
まずは展開して( )をはずし、以下のように解きます。
( )をはずした2行目から補足説明をします。
左辺にxの項、右辺に数字の項がこなくてはいけないので、左辺のー2、右辺の5xをそれぞれ移項させます。
3行目、移項させた項の符号は逆になります。(不等号の向きは変わりません)
4行目、計算しました。(ここでも不等号の向きは変わりません)
最後に、両辺をxの係数ー3で割ります。
マイナスで割ったので、不等号の向きが変わります。
注意点は
①〇x<△の形にするまでは不等号の向きが変わらない。
②両辺をxの係数で割るときに、〇がマイナスのときだけ不等号の向きが変わる
↑ のことを徹底させましょう。
では、練習問題です。最後、xの係数が+か-かをしっかり確認してください。
(練習問題) 次の1次不等式を解きなさい。
(解)