これまでの関数は、y=(xの式)の形で書かれていました。
今回は関数の新しい表し方、f(x)=(xの式)について説明します。一例をあげてみましょう。
これまで→y=2x+1 今回→f(x)=2x+1
yがf(x)に変わっただけです。
f(x)と書くことで、この関数はxの(を使った)関数ということが分かりやすくなります。今後、f(t)=2t+1などx以外の文字を使うことも出てくるので、この機会にどの文字の関数かという意識をおさえておくとよいでしょう。
あと、今後は2つ以上のグラフの比較が出てくるので、その際全部y=の形で書くより、f(x)=2x+1、g(x)=2x-3のように、区別がつきやすく書くほうが分かりやすいと思います。関数にf(x)さんなど名前を付けるというイメージです。
関数では、xの値が決まるとyの値が決まっていましたが、f(x)=(xの式)の形のときはどうするのでしょう。それは次のように決めます。
関数y=f(x)において、x=aのときのyの値をf(a)で表す。
具体的な例で話をします。
f(x)=2x+3のとき、f(1)はx=1を代入して計算しなさいということです。
代入ですので、前回学んだ内容と同じようにできます。比較してみましょう。
文字を( )に変える→f(〇)と書かれている数字(〇)をあてはめる→計算
という流れでできることがイメージできたでしょうか。
とにかく、f(〇)となっている、〇の数字を代入するという理屈が分かっていればよいです。
これからはxの式が2次式、いわゆる2次関数を扱っていくので、その式で練習してみます。次の例を見てください。
テストの解答には、①と②の作業をまとめて②の部分だけ書きますが、代入の理屈の説明のため分けて書いています。
f(ー1)ですので、xにー1を代入したらよいということが分かります。
しつこくなりますが、
f(〇)と書かれている数字(〇)をあてはめる
が分かっていれば大丈夫です。では、練習問題です。
(練習問題)
(答)