指数法則(2)・全体の何乗の形
指数法則の続きです。
まずは、指数法則をもう一度確認しましょう。
前回触れなかったアンダーラインの部分ですが、今は特に意識する必要はありません。数学Ⅱ以降、指数( m や n の部分)が0やマイナス、さらには分数になったときに a や b (底⇒読み方は、てい)に条件がついてくることがあるので、その意識のためにアンダーラインを入れました。今は、とにかく大事な
かけ算のときは指数のたし算、( )のときは指数のかけ算 を覚えましょう。
では、指数法則3についての説明です。イメージしやすい例を出すと、
( )の〇乗の数字を、それぞれの文字にくっつければよい。ということです。
ただ、次の例のように、
( )の式にさらに△乗がついても対応できるよう、それぞれの式を( )で囲って
その後、〇乗をくっつけると汎用性が高まります。
( )をつけたことで、後半部分が指数法則2にスムーズに対応できることが分かります。
このように、指数法則などの公式では、あえて式に( )をつけながら覚えることで汎用性が高まり、計算ミスも減ることが多いです。この話は今後もするでしょう。
では、練習問題です。
(練習問題)次の式を簡単にしなさい。
(答)