前回まで、数には分数の形で表せる有理数と分数の形で表せない無理数(循環しない無限小数)があるという話をしました。
言い換えると、実数は有理数と無理数に分かれるということです。
このことをまとめたのが、次の表です。
さらに、無理数の例として √ (根号)がついた数を説明しました。(ただし、計算すると √ が外れた場合、有理数になります)
もう一つ、無理数の例として皆さんになじみのあるものがあります。
それは、円周率、π(パイ)です。ちなみに、π はギリシャ文字です。
なお、高校数学ではギリシャ文字がいろいろ出てくるので、今のうちから親しみを持っておいてください。
補足ですが、円周率とは「直径1の円における円周の長さ」と決められています。(定義されているといいます)この値が次のように、循環しない無限小数です。
テストで、有理数か無理数かを答える問題の場合、基本的には √ や π がついていれば無理数と思っていてかまいません。(ただし、√ は簡単になるかどうか確認が必要)
試しに練習問題をさっそくやってみましょう。
(答)
次回から、本格的に √ のことについてやっていきます。