今回も、たすきがけで数字の組み合わせがうまくいかなかったときの修正法です。
前回は「右側の順番を変える」でしたが、今回は「右側の組み合わせを変える」です。
注意する点は、2つの考え方をこの順番に使わなくてはいけないわけではありません。組み合わせている最中にうまく組み合わせが見つかれば、答にいってよいのです。
ただ前回にも述べたように、組み合わせに漏れがなくなる方法として、考え方を示しただけです。例題を見てみましょう。
念のため、流れの確認です。
「①かけて前⇒②かけて後⇒③ななめにかけてたしたら真ん中」
では、かけて3で1、3の組み合わせ、次にかけて4で1、4の組み合わせでたすきがけをしてみます。
失敗しました。
なので、右側だけ順番を入れ替えます。
順番変えてもダメでした。
つまり、右側のかけて4となる1、4の組み合わせがよくありませんでした。
ですので、かけて4となる組み合わせを2、2にしてみます。
うまくいきました。
もちろん、最初に2、2の組み合わせを見つけた場合はそのまま答にして問題ありません。あくまで、うまくいかなかったときにどういう考え方をすればよいかを述べました。
練習問題を積みながら試行錯誤し、コツをつかんでできるだけ少ない手順でたすきがけがうまくいけばと思っています。では、練習問題です。
一発で組み合わせを見つけられたら鋭いですが、そうでなくても地道に組み合わせていけば必ず見つかります。その姿勢に自分で○をつけていきましょう。
(練習問題)次の式を因数分解しなさい。
(答)
(参考・たすきがけ)