突然ですが、みなさんは「さくらんぼ計算」を習ったことはありますか?
←こんな形で、繰り上がりのあるたし算をするとき、たして10になるように組み合わせて計算するやり方です。(青で囲ったところが10になる)
このさくらんぼの形から1番目の展開公式とイメージでつなげられるのではと考え、それを授業でも使っていました。
なおこの話も、「ふ~ん」くらいの気持ちで聞いてもらってかまいません。
1番目の展開公式をイメージで覚えてもらうために使った、さくらんぼの図です。
浮かんだ理由。それは昔ヒットした曲「さくらんぼ」の歌詞です。
♪ 愛しあう二人 幸せの空 隣同士 あなたとあたし さくらんぼ ♪
この歌詞の「隣同士」にピンときたわけです。
実際、上のような図でかくと、a を2乗して、隣同士をかけて2倍、b を2乗ですので公式の流れにはあっています。実際に式に当てはめてみましょう。
x と 3 をそれぞれさくらんぼの両側に書いて、左の x を2乗、隣同士の x と 3 をかけて2倍、右の 3 を2乗で求められます。
ちなみに、2番目の公式、a-b の2乗でも対応できます。
右側に -2b と符号-をつけてかくことで、公式1でいけますよ。という説明につなげていました。
この図は分かりにくかった。と思う人は当然いるでしょう。こういう考え方もあるよ。と授業でも紹介したまでです。
このイメージに食いつきがよかったのは女子の方でした。もとは大塚愛さんの曲でしたので。
ただ、教員生活最後の年に「さくらんぼって曲、知ってるよね?」と生徒に問いかけたら「知ってる。にゃんこスターの」と言われたときにはギャップを感じました。
本物は見たことあります。高知のイオンで。さくらんぼが流れる横で縄跳びしてました。子どもにはステッカー配ってましたね。その頃の子どもも、中にはもう高校を卒業してる子もいるかもです。
こういう雑談の中に数学を絡めることは割とよくやっていました。曲がらみでいうと、生徒に一番インパクトがあったのは「紅X-JAPAN」です。
何関係あるの?と思われるかもしれませんが、生徒からは「数学の内容はほとんど覚えてないけど(だめじゃん)X-JAPANだけは覚えとる」とよく言われました。
これは三角比(サイン・コサイン・タンジェント)のときに出したものですが、これを言えるまでブログ続くかなあ。まあ、頑張ります。