展開の公式も4個目です。
ただ今回の公式と次の公式は、これまでの公式と違って、式を丸ごと覚えるということはほとんどありません。
では、公式です。
(覚えるとよい度★★☆☆☆2、今後の活用度★★☆☆☆2)
パッと見、どういう意味なのか分かりづらいと思います。意味を補足します。
注目してほしいところは、a+b のたし算、ab のかけ算ですが、これでも文字がたくさんあって分かりにくいと思います。だから、具体的な例で見せます。
展開する前の2つの式の数字の部分、+2と+3をまず見ます。
地道に展開した結果、x の係数は2つの数字をたした+5
定数項は2つの数字をかけた+6になっているということです。
この2つの数字をたす、かけるという考え方は、次の項目、因数分解のときに使います。ただ、展開では因数分解の準備として、式の意味を知るだけで十分です。
教科書は公式にあてはめた式を解説していますが、地道に計算したほうがミスは少ないです。
念のため、もう1つ例を見てみましょう。
まず展開する前の2つの式の数字部分、ー5と+2をおさえておきます。
x の係数が、(ー5)+(+2)で-3、定数項が(ー5)×(+2)でー10 となっています。
この確認程度でいいです。
では、練習問題です。今回は答の最後に、公式の意味の確認として係数が数字のたし算、かけ算になっていることを補足しています。しかし、地道に計算してかまいません。
(練習問題)次の式を展開しなさい。
(答)
ここで読者の皆さんにお知らせです。
4月に入り、教育関係の現場に再就職することになりました。
新学期が始まる明日より、仕事が本格的に入っていきます。
そのため、ブログ更新のペースが一気に落ちると思います。
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