公式を使った因数分解、和と差の積の形になる問題の続きです。
今回は、2乗の項の係数が1以外の場合です。
でも原則は変わりません。
①共通因数がないことをみる⇒②ひき算の形の確認⇒③数が何の2乗かをみる です。では、公式と2乗の数の表を確認のためおいておきます。
この公式が使える例をあげます。次の式を因数分解してみましょう。
因数分解といえば、まず共通因数の確認です。
数は4と25ですから、1以外の共通して割ることのできる数はありません。
文字もxとyで共通したものがないので共通因数はありません。
なので、公式を使えないか考えます。
まず、形はひき算になっています。
次に数字に着目します。
4は2の2乗、25は5の2乗です。
さらに文字も2乗がついているので公式が使えそうです。
では、因数分解してみましょう。
実質、数字を見つけて文字をくっつけたらいい形になっていますね。
あとは、+でつなげる式と、-でつなげる式をそれぞれ ( ) で囲めば終わりです。
よほど意地悪な問題でもない限り、数字が何の2乗になってるかが分かればなんとかなります。ですので、この公式を使う時にはまず数字をみましょう。
では、練習問題です。
(練習問題) 次の式を因数分解しなさい。
(答)
なお次回は、次の公式にいく前に、因数分解の問題を解く際の大事なことを言い忘れたので、そこを言っておきたいと思います。本来なら最初に言っておかなくてはいけなかったのですが、すみません。