因数分解、次のステップです。
この因数分解ができると、2次方程式など他の項目にも活用できるので、ぜひものにしましょう。
では、どういうような式の形のときに活用するか、例を見てみましょう。
まず、因数分解で最初に見る共通因数がありません。
次に、次数の一番高い項はxの2乗のところ、つまり2次式ということが分かります。
さらに、前回までやっていた公式(2乗)-(2乗)の形でなく、2次の項、1次の項、定数項がそろっています。
あとは、2乗の項の係数が1ということです。
たくさん出てきたので、ポイントをまとめておきましょう。
2乗の項の係数が1である2次式で、あと、1次の項、定数項がある式 と覚えてください。
では、次にどうやって因数分解するかのポイントをみていきます。公式は次です。
この因数分解では公式うんぬんより、どう数字をみたらよいのか、ゴールはどういう形をおさえてください。ですので、公式を丸ごと覚える必要はありません。意味を理解してください。
まず、ゴールの形をおさえておきます。
(x+○) (x+□) の形になります。
そして、○、□にあてはまる数の見つけ方をおさえます。
おさえるのは、数字をみる順番と、どういう数字を見つけるかということです。
具体的な数でみたほうが分かりやすいと思うので、最初の式で説明します。
1番目に定数項を見ます。
そして、○×□が定数項の数6になるように、○、□の候補を絞ります。
表にしてみましょう。
2番目にその候補から、○+□の数が1次の項の数5になったものを選びます。
2、3となります。その数字を、この形にしましょうという形にあてはめます。
これで因数分解ができました。
この形は、かけて定数項(後の数)、たして1次(真ん中の数)となる2つの数を見つけるのがポイントです。
今日は、この流れをまず知ろうということで、練習は次回以降にします。