いよいよ√のたし算・ひき算に入ります。
ここで、√のかけ算・わり算を復習します。次の例を見てみましょう。
かけ算・わり算は√の中身同士で計算することができます。
しかし、たし算・ひき算は、√の中身同士の計算はできません。
次のような計算間違いが非常に多いので、ダメな例として心にとめといてください。
念のため言っておきますが、ダ〇ョウ倶楽部さんみたいに、「押すなよ」というのが逆の「押せ」というフリではありません。
定期テストでは、テスト前にしつこく言っていたので、こういう間違いは少ないですが、時間がたつとこのような誤答を100回は見てきました。
ちなみに、このたし算・ひき算の例は、「そのままおいとく」です。計算できません。
√の中身が違う数のたし算・ひき算は計算できません。と覚えてください。
(できる場合には条件があります。それは別の回で)
では、たし算・ひき算ができるのはどんなときか?
それは、√の中身が同じときにできます。
そして、計算のコツは、文字式と同じ理屈です。
例えば、3x+4x は文字の x の部分が同じ(同類項)だから、係数の3+4を計算して、7xとしました。それと同じ理屈です。例を見てみましょう。
√の中身2が同じだから、√の前の数字、3+4を計算して7√2とできます。
ここで大事なのは、√の中身の数字は変わりません。
√の数字までたしてしまって、7√4という間違いもよくみられます。
「な~に~、やっちまったなあ~」にならないように。
もう一つ、ひき算の例で見ましょう。
√の中身、3が同じなので計算できます。
そして、xが1xのことであることと同じなように、√3は、1√3と同じです。
文字式の理屈と同じですね。
あとは、係数と同じような感覚で、√の前の数5-1を計算して、√3にくっつければいいです。
あと、計算結果が1√〇となった場合は、1を省略して√〇と書きます。
これは、1xをxと書くのと同じルールです。
今日のポイントです。
「√のたし算・ひき算は、√の中身が同じものだけ計算できる」
「文字式のたし算・ひき算とやり方が同じ」
練習問題です。
(練習問題) 次の計算をしなさい。
(答)