今日は、1次方程式を解くためのもととなる理論・等式の性質の話です。
最近では、単に問題が解けたらよいというのではなく、解くためにどういう考え方を使ったかということが問われるようになりました。
ですので、1次方程式を解くのはもう少し待ってください。
では、等式の性質とは何かを説明します。まず、式をみましょう。
意味は、「等しい2つのものにそれぞれ同じ数をたしたり、ひいたり、かけたり割ったりしても、等しい」ということです。
といっても、イメージがつきにくい人もいると思うので、身近なお金の例で考えてみましょう。
AさんとBさんはそれぞれ4万円ずつ持っています。
(1)ともに1万円ずつもらったとします。
Aさん 4万+1万=5万 Bさん 4万+1万=5万 同じです。
(2)ともに1万円ずつの買い物をしたとします。
Aさん 4万-1万=3万 Bさん 4万-1万=3万 同じです。
(3)ともにお金が2倍になったとします。
Aさん 4万×2=8万 Bさん 4万×2=8万 同じです。
(4)ともにお金が半分になったとします。
Aさん 4万÷2=2万 Bさん 4万÷2=2万 同じです。
イメージはつかめたでしょうか。
次回は、今回学んだ等式の性質を利用して、1次方程式を解くときの基本的な方法を学びます。