いきなり質問です。
車の免許は何歳からとれますか?
「18歳から!」
ピンポン。正解です。
「18歳以上!」
ピンポン。これまた正解です。
ところが、「18歳以上の人は車の免許が取れます。18歳ちょうどの人は運転免許が取れますか?」というと、微妙な顔になる人がいます。
普段使われている大小にかかわる言葉をしっかり覚えておくことで、生活にも役立ちますし、数学の問題にも対応できます。
前置きが長くなりましたが、今日は不等号の話です。
そもそも、不等号とは、2つの数の大小関係を表すために使います。
使われる不等号の種類は4種類です。表にまとめてみます。
まず、おさえてほしいのは不等号の向きです。
大きい数字のほうに不等号が開いているということです。
私は現役の教員時代、これを「パックマン」を使って説明していました。
そのことについては、別の機会で説明したいと思います。
また、「以上」・「以下」といったら、その数字も条件に含みます。
「18歳以上は車の免許が取れる」といったら、「以上」の前に書いている「18歳」も免許を取れることになります。
なお、2つの数が等しいときは、記号「=」の等号を使います。
例えば、a=bのように使います。(aイコールbとよびます)
あと、ややこしい大小関係の用語として「未満」があります。
例えば「18歳未満」です。高校生になると(一部中学生も含む?)、よく目にしたり口にしたりする用語です。
この場合は「18歳」は含みません。
つまり、「未満」といったら、その数字は条件に含みません。その数字よりも小さい場合ということになります。
パチンコ店は18歳未満は入れない。となると、18歳は入れないということを満たさない。つまり、入れるということになります。
もっとも、高校生はパチンコ店には入ってはいけません。
ということで、今日は不等号の使い方と、生活でどのように使われているかという話でした。