ここ最近、更新が湿っているだけでなく、タイトルを見て「このブログは数学のことを書かなくなったのか?」と疑問に思ったかもしれません。
以前、↓のページでなぜかパックマンの話題が出てきたことがありました。
不等号と大小関係にかかわる用語の使い方 - 元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」
私が現役の教員時代、不等号の向きの説明をするときに、このパックマンを利用して説明すると、生徒の不等号への理解がイメージとともによく定着していました。
そもそもパックマンとはどういうゲームなのか。
私のSwitchのプレイ画面を見せます。
画面の下側に黄色のおうぎ形キャラクターがいます。(口を開けているとみることもできます)これがパックマンというキャラクターです。
このパックマンをレバーで捜査して、上にいる4匹のモンスターを避けながら、画面上の点(えさ)を全部食べれば(画面から消せば)1面クリア。次の面にいけます。
モンスターに触れれば1匹失いますが、画面に4つある大きなえさ(パワーえさ)を食べると、一定時間だけモンスターを食べられる(逆襲する)ことができます。
ところで、パックマンの口にあたる部分をよく見てください。(円の欠けているところ)
不等号の形に似ていませんか?
パックマンは進む(えさの)方向に口が開くので、パックマンと同じで不等号も大きいほうに口が向くんだよ。と教えると、生徒は「なるほど」と納得していました。
そこで、不等号の向きに「パックマンルール」と名付け、定着を図っていました。
多くの教員からみたら「邪道」と言われるでしょうが、数学の苦手な生徒相手に何とかして興味付けようとした結果ですし、まあまあ生徒も理解してくれていたのでこれで良しとしてください。
余談ですが、この4匹のモンスターには色ごとに思考回路が違うことを知っていますか?
赤はひたすら追っかける、ピンクは待ち伏せ、…などというように。
その思考回路を考えながら高得点を目指すところが魅力で、パックマンはナムコ(現・バンダイナムコHD)の大人気ゲームとなりました。もう40年以上の歴史があるので、皆さんの親あるいは祖父母世代が夢中になったかもしれません。
不等式はいろいろおさえるべきことがあるので、もう少し問題を解くまで時間がかかるかもですがお許しください。