集合にはいろいろな記号が出てきます。
使われる場面をおさえながら、記号とその使われ方をしっかり覚えましょう。
今日は、集合の要素かどうか。簡単に言えば、集合に入っているか入っていないかを答える記号を学びます。
なお、記号に使われる文字が一部文字化け(機種依存文字のため)の心配があるので、画像貼り付けで説明します。例として、次の集合があったとします。
すると、3は集合Aの要素であり(Aに入っている)、4は集合Aの要素でない(Aに入ってない)ことが分かります。そこで、これらのことを次の記号で表します。
表にまとめると次のようになります。この考え方を覚えておくとよいでしょう。
注意点を3つ。
1つめ。∈は、大文字Eを少し丸く書くとよいです。(要素を英語では、elementというので、それをイメージしてもよいです。elementからきたとは言えないが)
2つめ。要素でないときの記号は∈に斜め縦線を引くのですが、これは等しくないことを表す記号は=に斜め線を引くので、それと同じと考えると覚えやすいでしょう。
最後の3つめ。書く順序です。これは先に数字(要素)を書き、後から集合(大文字)を書きます。3∈Aのような書き方ですね。これは、少し難しい話かもしれませんが、3がAの要素であるということを英語で書くと、3 in A と数字のほうを先に書くので、そのほうが自然だということです。次の練習問題で書き方に慣れてください。