前回投稿から時間がたってしまいましたが、必要条件・十分条件に関する練習問題です。
ですがその前に、前回話した「同値」について補足説明します。
条件pと条件qにおいて、p⇒q,q⇒pがともに真のとき、pはqであるための必要十分条件と言い、またpとqは同値と言います。
同値となるケースは、pを変形するとqと同じになるという場合によく見られます。一例です。
pとqを区別するポイントの言葉は、「であることは」という文になっても変わりません。「は」という言葉に着目しましょう。
すると、p:x-3=0,q:x=3となりますが、pの式で数字3を移項して変形すると、x=3となり、qと一致します。
このように、変形して全く同じになる場合に同値、必要十分条件にもっていけます。
ただし、変形ミスには注意してくださいね。
今回の練習問題は、変形したら同じになるかも問題を入れています。
復習のつもりでやってみてください。なお、今回は答えについては正解の番号だけ書いています。ご了承ください。
念のため、流れを書いておきます。(pとqが見つけられた後の手順です)
① 命題p⇒qをつくり、真偽の判定をする。
② 命題q⇒pをつくり、真偽の判定をする。
③ ①・②の真偽の結果を組み合わせて答える。
必要条件か十分条件かの答え方は、
(1)①だけ真のとき、十分条件
(2)②だけ真のとき、必要条件
(3)①も②も真のとき、必要十分条件
(4)①も②も偽のとき、どちらでもない
です。できるだけこの手順に沿って解いてみてください。
(練習問題) 空欄にあてはまる最も適する言葉を選択肢から選び、番号で答えなさい。
(選択肢)
(答)