日にちがすごく空きましたが、前回のブログ(↓)の続きです。
日常生活に出てくる逆と裏を使った言葉(1) - 元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」
3 逆に言えば・裏を返せば
これらは、まず「~なのは~が理由」などなんらかの結果が出たことに理由づけの文があり、その後言い換える形で使われます。
ただし、逆・裏の意味合いをきっちり使えているかが大事です。(数学的に言えば)
例えば、「勉強時間が増えたからテストで点が取れた」という、テストの好成績の理由を示した文があったとします。
真偽のほどは別として、この文をp⇒qの形にすれば、
「勉強時間が増えた⇒テストで点を取れた」となります。
ですので、まず「逆に言えば」を使いたければ、
「逆に言えば、テストで点を取れたのは勉強時間が増えたからだ。」になります。
また、「裏を返せば」を使いたければ、それぞれを否定することになるので、
「裏を返せば、勉強時間が増えないとテストで点が取れない」となります。
「逆に言えば」や「裏を返せば」という言葉は、分析などで割と使われますが、数学的に今回きちんとこだわりたかったので、この内容を書いてみました。
今年は終盤になるほど更新ができなかったところが多かったです。
来年も更新が遅れることも多くなると思いますが、ゆっくり更新させてください。
このブログが少しでも、高校数学のことを知ってもらえるきっかけになればと思っています。
それでは、みなさんよいお年を。