元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」

数学がすごく苦手だという高校生に、少しでもテストで点を取れる喜びを味わってほしいと始めました

課題・参考書について

 今日の内容は、1年前に書いた課題・参考書に関する記事の修正版です。

 在校生の人はあってないような春休み、新入生の人は入学準備で忙しい日々を過ごしていると思います。多くの学校(特に全日制)では、春休みの課題を出していて、始業式直後に課題テスト(英・国・数)というパターンになっていると思います。

 課題の中には、自分には難しすぎる問題もあるかもしれません。それでも、答えを写してもいいので体裁だけは整えておくほうが良いです。

 提出物を出すということは、観点別評価の意欲の部分(昔の平常点)にかかわってく

るからです。人は第一印象をなかなか変えづらいので、提出物が遅れて担当教員にずぼらな印象を持たれてしまうと、1年間悪く見られがちです。やはり最初は肝心です。

 解答を写したことを教員に知られないか、咎められないかという疑問については正直答えられません。「分からない問題を考えたけどできませんでした、と正直に言って空白が残って提出」と「とりあえず写して提出して、教員に自分の力でやったのかと言われること」について、どちらもよい点・悪い点はあるでしょうが、私は形を整えて提出というメリットを重視したいと思っています。

 「解答写すのも立派な勉強」と思うのですが、数学の教員は他教科に比べて、「自分で考えなさい」に固執し過ぎてる気がします。(私見)そのこだわりが減れば、生徒の悩みも減少するのになと思います。愚痴です。

 

 もう一つは参考書についてです。

 今年から、1~3年生すべてが同じ教育課程の教科書になります。

 ですので、本屋の数学Ⅰ(数学Aも併用して数学Ⅰ・Aとなってる本もある)に関する参考書は1種類(新課程と書いているものもあります)です。

 ただ、参考書代を安く上げようとして、ブック〇フのようなところに行くと、同じ数学Ⅰと書いていても、現在の内容と違うものがあります。どうしても古本屋で買いたい方は、特に目次をチェックしてください。そのとき、

 「仮説検定」という言葉があれば、現在の新課程です。

 これは、数学Ⅰの「データの分析」という内容の項目ですが、新課程にはこの仮説検定が加わりました。内容は今回述べませんが、この言葉を確認するとよいです。

 しっかりと新学期に向けた準備をして、良いスタートが切れることを祈ってます。