元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」

数学がすごく苦手だという高校生に、少しでもテストで点を取れる喜びを味わってほしいと始めました

幻の味となった音威子府そば

 世間は連休。コロナによる外出規制も緩んで、旅行に行ってる方も多いようです。

 うちの県では相変わらず、感染者が3桁近くあるのに、連休明けたら5類になってどうたらこうたら…命令する人は、何考えてるかよう分かりません。(偉い人というつもりはないです。一部の組織票だけで選挙に勝って税金チューチューしてるだけなので)

 そんなことを思った日は、気分を変えて懐かしい写真を載せようと思います。

 

 これは8年ほど前、北海道に旅行した時、音威子府駅にあった駅そば、常盤軒の黒そばです。写真のように真っ黒なそばが特徴です。

 そばとつゆの味がしっかりしているので、余計な具をのせなくても、十分に味わいのあるそばでした。トッピングも丸いかき揚げか卵しかなかったはずです。

 それで、「でした」と過去形で書くのは、もうこのそばは食べることができないからです。というのも、この店の御主人が2年前ほどに亡くなり、またこの黒そばを作っていた製麺所も営業をやめてしまったからです。

 歴史としては戦前からあったらしいのですが、きちんと味を守れないならばという矜持があったのかもしれません。時々、歴史が途絶えそうなとき外部の人が修行して伝統をつなげようとする例があるのですが。

 ところで、音威子府は人口800人くらいの小さな村ですが、1日3往復の稚内旭川を結ぶ特急列車は必ず止まります。また、村にはデザインを専門で学べる高校もあります。生徒数がちょっと減ったからって、頭の中だけでそろばんをはじき、住民の思いを踏みにじって強引に高校を統廃合するどっかの県の教育長とはえらい違いです。

 あと、このとき訪れた音威子府には印象的な思い出があります。

 次の列車まで時間があったので、駅近くのAコープ(だったと思う)に買い物に行ったところ、女性店員の方がたまたま同郷の方で、地元の祭りの話で盛り上がりました。きっかけは、私が地元のゆるきゃらグッズを身につけていたからですが、鉄道の距離でいえば1000kmはゆうに離れている場所にその方が嫁いで来られ、そこに自分がいるのもびっくりした次第です。今も元気にされているのでしょうか。

 まあ、こうやって次の内容に向けての時間稼ぎもしております。要はネタ作りに苦労してるわけです。どうか励ましのコメント頂けたら幸いです。