2つの集合の関係(1)・「かつ」と「または」(2)(実践編)
2つの集合の関係、「かつ」と「または」を実際の集合を使って考えてみましょう。
まず、前回の復習として、「かつ」と「または」の集合の確認をしておきます。
では、次の2つの集合A,BについてA∩B、A∪Bを求めてみましょう。
まずは「かつ」・A∩Bからおさえるのがポイントです。
ですので共通部分、AにもBにも入っているのを探しましょう。
最初は次のように、両方に入っている数に〇をつけると視覚的にもよいでしょう。
←(※)
ですので、A∩Bは〇をつけたものを答えればよいです。すなわち、
となります。
続いて、A∪Bです。
「少なくとも一方に含まれるもの」を答えるので、「両方入っているもの」・「Aだけのもの」・「Bだけのもの」を全部答えたらよいです。
図の(※)を見ますと、両方の〇、Aだけの赤アンダーライン、Bだけの青アンダーラインのものを答えればよいです。したがって、
となります。
A∩Bで答えたものは、A∪Bに必ず入っていることを注意しましょう。
ベン図で考えたほうがいいという人のために、かく順番を次に見せます。
やはり、共通部分を先に考えるのは同じで、真ん中(交わったところ)にかいてやります。そのあとは、Aだけ、Bだけのものをかいて、A∪Bは、この2つの〇がつながったところに入った全部を答えればよいです。
では、練習問題です。
(練習問題) 次の集合A,Bがあるとき、集合A∩B,A∪Bを(要素をかき表す形で)求めなさい。
(答)