座標(1)・数直線の復習(1)
関数といえば、グラフをかくというのがセットとなっています。
グラフをかくには、座標が分かって点をとれなくてはいけません。
そもそも、座標って何?という人もいるかもしれませんね。
今日はグラフをかくのに必要な、点の取り方の基本を学びましょう。
まずは、数直線の復習です。
1次不等式の範囲に関する説明でも使いましたが、念のため。
数直線をもう一度確認したい方は、 ↓ のページを見てください。
xと数の大小関係を図示する(1)・基本形 - 元数学教員・奉孝先生の「数学の欠点9割脱出法」
まずおさえておくのは原点です。基準となる点です。
その原点から与えられた点が、どの方向にどれだけの大きさ離れているかを表したのが座標です。座標は、点の位置関係を知るための道具だと思ってください。
方向が大事ですので、原点から右に行けば+、左に行けばーと向きを決めました。
JR名古屋駅で新幹線乗るとき、上りに乗れば東京方面、下りに乗れば新大阪方面に行くみたいなものです。
また、基準の大きさ(距離)も必要です。ものさしの1cmなどをイメージするとよいと思いますが、長さ1の基準は自分の都合の良いようにとってかまいません。
では、実際に数直線上に点をとったものを見てみましょう。
数直線上に2つの点、A,Bがあります。
この2つの点を座標に直す方法をやってみます。
大事なのは、原点(0のところ)から
①どちらの向きに ②どの大きさだけ離れているか をおさえます。
まずAは、①原点より右にあります。ですので+になります。
次に②何目盛り進んでいるか見ると3目盛りです。
ですので、Aは3の位置にあります。これを、A(3)と表します。
続いてBです。
①原点より左にありますので、ーがつきます。
②原点より左に2目盛り進んでいるので、B(ー2)と表せます。
なお、原点はO(0)と表すことが多いです。
座標を表すときの+,ーは原点からどちらの方向なのか。これをおさえておくとよいですね。
では、数直線上の点を見て座標で表す練習をしてみましょう。
(練習問題) 次のA~Dの点を座標で表しなさい。
(答) A(2)、B(ー4)、C(ー1)、D(5)
次回は、座標で表された点を数直線上に表すことをしてみましょう。